9月も半ばとなり、グランドでは子どもたちの元気な声が聞こえます。10月の1週目には運動会が行われ、そこではクラス対抗リレーがあるのでその練習をしているようです。担任の先生にも力が入り大きな声で指導しています。「もっと速く走れ!」「速く!速く!」先生と子どもたちの声が響き渡ります。若い先生方が多い小学校、活気があり盛り上がっております。その傍らで一人の先生が苦虫をかみつぶしたような表情で見ています。体育のw先生です。子どもたちへの指導はもちろん、先生方への指導も的確で小学校のスーパースター的な存在の先生です。その先生が放課後先生方へ一言。“どうやったら速く走れるかを指導しないといけない。ただ速く走れでは声掛けにもなっていない。子どもたちは本気で走っている。これ以上速く走れないくらい本気だ。私なら、足に意識するのではなく足と連動している腕をしっかり振れと指導する。”その先生の話は私にも響いた。勉強しろ。計算ミスをするな。ケアレスミスをしてはいけない。これでは言葉が足りませんね。あなたは集中力がないから初めは30分勉強5分休憩で得意教科から勉強していこう。大きな字で右側の空いたスペースでひっ算をしてみよう。最後の5分でそのひっ算を見直してみよう。君は書き出す問題でケアレスミスが多いからしっかり頭の中で一度方針を決めてから書き出してみよう。など1人ひとりに合った具体的な解決策を伴った指導をしていこうと改めて思った9月のある晴れた日のことでした。
(フィクションだと思ってください。)